心のPDCAサイクルを回す

心が不安定になってしまう時は誰にでもあります。そしてどうすればいいのか迷ってしまってしまいます。私達は心をどう扱えばいいのか、方法を知らないから迷い、不安になってしまうのだろうと思います。

仕事の場合はどうすればいいかマニュアルがあったり、こうすれば上手くいくという法則があります。代表的なものに「PDCAサイクル」を回すという方法がありますね。

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4つを繰り返すことで、業務をどんどん改善していく方法です。

仏教にも「心のPDCAサイクル」と呼べるような考え方があります。

それは「慈・悲・喜・捨」という心の状態です。

まず前提として自分の心が分からないので、迷い苦しみます。「分かる」というのは「分ける」つまり、分類をするという事です。

私達は何かに出会うと心が動されます。その時にただ反応するのではく、反応した心を以下の方法で分類してあげると心が穏やかになります。

①慈-自分自身が愛おしさを感じられたり、誰かを幸せにしてあげたいという、慈しみの心かどうか?

②悲-自分自身を労ってあげたい、誰かの悲しみに寄り添いたいという、悲しみの心かどうか?

③喜-自分自身が嬉しかったり、誰かを喜ばせたい、とともに喜びを分かち合いたいという、喜びの心かどうか?

④捨-「慈」でも「悲」でも「喜」でもない心は自分を幸せにしないので捨ててしまいなさい、捨てて穏やかになりなさい。

と説きます。

つまりは心が不安定でどうしていいか分からなくなったら、それが①「慈」かどうか考える。②「悲」かどうか考える。③「喜」かどうか考える。そうじゃなかったら④捨てる。という考え方のサイクルが心を安定させて穏やかにする方法だと仏教では教えているのです。

私達は気持ちを「捨てる」事に慣れていないので、最初はなかなか上手くできません。私自身もなかなか上手くできません。しかし運動と同じで繰り返すうちに、上手になっていきますし、上手く出来なくても手立てが分かるだけで心が楽になる時もあります。

仕事のことでも、お金のことでも、体の事でも、心の事でもどうすればいいか分からないというのが一番辛いものです。

世の中には仕事がこうすれば上手くいく、お金がこうすれば増える、こうすれば健康になるという方法論に溢れています。そしてどうしても現実的な物事に目がいってしまいます。

しかし自分の心ととも生きていかなければいけないというのも、また現実です。仏教にはそんな心と上手く生きていくための方法論がたくさん詰まっています。そしてそれらは2500年間人々に使われ、検証されてきたとても有意義な方法論です。

そんな仏様が残してくれた、幸せな心で生きるための「智慧」をこれからも学び、少しずつでもご紹介していければなと思っています。

1件のコメント

  1. 捨てるのは難しいですね。
    健康を保つためには、いろんな要素がありますが、排便は最も大切な要素の一つでしょう。

    いつもいいお話をありがとうございます。

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