心に梅花を

江戸時代の唄に「寒梅や雪ひるがへる花の上」とあります。お寺の境内にはよく梅の木が植えられますが、それは厳しい冬を越えて、一番に最初に綺麗な淡色の花を咲かせるからです。 厳しい修行の中でも、咲き始めた梅の花をみると心が少し…

柊の木

師匠に言われた。 柊の木をよく見てみなさい。柊の木の下の方にある若い枝から出ている葉は棘棘しい。しかし上の方にある古い枝から出ている葉は丸くなっている。 人も同じである。歳と共に円熟味を増しなさいと。 日蓮宗新聞社 一口…

心の鐘

”師匠は釣鐘の如し。弟子は撞木(しゅもく)なり。小撞木にては、本の音は出す。石なれば、小石程に鳴り、本撞木ほど手なれてつけば山より里まで、時を知らせるなり” 「役者論語」 江戸時代中期に編集された名優の言語録 より 撞木…

仏教 渡辺照宏著

高校生の頃に読んだ以来の再読です。仏教を学びなおすのに、仏教の全体像を秀逸に説明してくれる本書から始めることにしました。仏教を学ぶ学生御用達。素朴な表紙を見るだけで、眠気を誘う、かの有名な岩波新書シリーズです笑 苦 ”苦…

発心

15歳で出家して本山の修行道場に入り、早18年が経ちました。修行時代に仏教の教えが自分の中でうまく消化できず、先生に疑問と違和感をぶつけていた頃が懐かしく思います。住職として過ごす中で、仏教はあまりにも身近で、深く考えな…